【加筆】続・韓国籍なのに北朝鮮代表の、あの選手 [サッカー]
韓国籍なのに北朝鮮代表の鄭大世(チョン・テセ)選手。
「祖国と母国とフットボール」(著者:慎武宏 )を読んで、その複雑な経緯を理解したような気でいた。
最近、その韓国語版が出版され、それを受けた中央日報の記事を読み、在日コリアンの国籍は、実はもっと複雑なことに驚いた。
要約すると、
◆日本は戦後、在日コリアンの国籍を「朝鮮」で処理した。大韓帝国や大韓民国臨時政府を認めず、すでに消えた歴史の中の国、朝鮮の国籍を付けた。
◆1965年の日韓国交正常化以後、多くの在日コリアンは「大韓民国」国籍を取得したが、その手続きを取らない者は「朝鮮」籍のまま。その「朝鮮」とは北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)ではなく、もはや地球上に存在しない国を意味する。
ということは、在日コリアンの国籍には3タイプがある。すなわち
①朝鮮……もはや地球上に存在しない国である「朝鮮」籍のまま
②韓国……①から「大韓民国」の国籍に変更した
③北朝鮮…①から「朝鮮民主主義人民共和国」の国籍に変更した
という理解をしていいのだろうか? まだ少し自信がない。
ともかく、同じ国に住む隣人のことを、僕ら日本人は全然わかっていない、ということだけは良くわかった。
「選べる範囲が狭い」とは、国際法的には「休戦」である朝鮮戦争の連合国を構成していた国々、つまり英・仏・蘭・ベルギーといった未だに「敵国」であるリーグへの移籍は難しいということか?
ともかく、様々な矛盾を背負っているテセ選手だが、それに打ち勝って大活躍して欲しいものだ。
「祖国と母国とフットボール」(著者:慎武宏 )を読んで、その複雑な経緯を理解したような気でいた。
最近、その韓国語版が出版され、それを受けた中央日報の記事を読み、在日コリアンの国籍は、実はもっと複雑なことに驚いた。
要約すると、
◆日本は戦後、在日コリアンの国籍を「朝鮮」で処理した。大韓帝国や大韓民国臨時政府を認めず、すでに消えた歴史の中の国、朝鮮の国籍を付けた。
◆1965年の日韓国交正常化以後、多くの在日コリアンは「大韓民国」国籍を取得したが、その手続きを取らない者は「朝鮮」籍のまま。その「朝鮮」とは北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)ではなく、もはや地球上に存在しない国を意味する。
ということは、在日コリアンの国籍には3タイプがある。すなわち
①朝鮮……もはや地球上に存在しない国である「朝鮮」籍のまま
②韓国……①から「大韓民国」の国籍に変更した
③北朝鮮…①から「朝鮮民主主義人民共和国」の国籍に変更した
という理解をしていいのだろうか? まだ少し自信がない。
ともかく、同じ国に住む隣人のことを、僕ら日本人は全然わかっていない、ということだけは良くわかった。
【加筆】
ドイツ移籍が決まったテセ選手は、記者会見で「ビザの関係で僕の場合は北朝鮮パスポートなんで、どうしても選べる範囲が狭い」とコメントした。「選べる範囲が狭い」とは、国際法的には「休戦」である朝鮮戦争の連合国を構成していた国々、つまり英・仏・蘭・ベルギーといった未だに「敵国」であるリーグへの移籍は難しいということか?
ともかく、様々な矛盾を背負っているテセ選手だが、それに打ち勝って大活躍して欲しいものだ。
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