ローマ法王が米を食う [雑談]
石川県羽咋市? そんな街聞いたことないし、そもそも羽咋市ってなんて読むんだ? ハクイって言うのか。
なんでもこの街-というかホントは村落なんだけど-ここでできる米は「ローマ法王が食べた米」として、都会の富裕層マダムに大人気なのだとか。
そうか、富裕層に有名ってことはオイラみたいな庶民が知らないのも無理からぬことではあるが、いったいどうやってローマ法王に米を届けたのだろう。
とてつもないコネを使って何かしくんだのかと思って「ローマ法王に米を食べさせた男」(高野誠鮮)を読んでみた。
そこで活躍していたのが、手取り月収6万円の臨時職員からスタートした一人の公務員だった。
羽咋市の神子原地区の米の品質は最高級であったにも関わらず、市場を通すと買い叩かれ、農民の平均所得は87万円だったと言う。87万円ってなんなの、それ!!
そこで米の直接販売にのりだすのだが、その予算はわずか60万円。
ブランド力がなければ買ってくれる人はいない。ともかくメディアや大使館に手紙を書きまくり、神子原の米をPRしまくる。
その一方で、ユニークな「棚田オーナー制度」を創設し都会と農村の人々との交流を促進させたり、村の古文書からUFOに関連する記載を見つけて「UFOの街」として村起こしを企てたりと、次々に手を打つ。
ちらほらと神子原の話題がメディアに載ると、集落の人々の意識も変わってくる。
やがてバチカン大使館にあてた手紙に返事が来て、ついに神子原の米が法王への献上品とされると、すかさずメディアに情報提供。
どうもこの公務員さん、メディアの使い方が旨いなぁと思ったら、実は前職が放送作家だった!!
役人は役に立つ人でなければいけない、とこの公務員さんは言い放つ。
なんとも凄い人がいるなぁと感心するとともに清々しい気分を感じる一冊だった。
なんでもこの街-というかホントは村落なんだけど-ここでできる米は「ローマ法王が食べた米」として、都会の富裕層マダムに大人気なのだとか。
そうか、富裕層に有名ってことはオイラみたいな庶民が知らないのも無理からぬことではあるが、いったいどうやってローマ法王に米を届けたのだろう。
とてつもないコネを使って何かしくんだのかと思って「ローマ法王に米を食べさせた男」(高野誠鮮)を読んでみた。
そこで活躍していたのが、手取り月収6万円の臨時職員からスタートした一人の公務員だった。
羽咋市の神子原地区の米の品質は最高級であったにも関わらず、市場を通すと買い叩かれ、農民の平均所得は87万円だったと言う。87万円ってなんなの、それ!!
そこで米の直接販売にのりだすのだが、その予算はわずか60万円。
ブランド力がなければ買ってくれる人はいない。ともかくメディアや大使館に手紙を書きまくり、神子原の米をPRしまくる。
その一方で、ユニークな「棚田オーナー制度」を創設し都会と農村の人々との交流を促進させたり、村の古文書からUFOに関連する記載を見つけて「UFOの街」として村起こしを企てたりと、次々に手を打つ。
ちらほらと神子原の話題がメディアに載ると、集落の人々の意識も変わってくる。
やがてバチカン大使館にあてた手紙に返事が来て、ついに神子原の米が法王への献上品とされると、すかさずメディアに情報提供。
どうもこの公務員さん、メディアの使い方が旨いなぁと思ったら、実は前職が放送作家だった!!
役人は役に立つ人でなければいけない、とこの公務員さんは言い放つ。
なんとも凄い人がいるなぁと感心するとともに清々しい気分を感じる一冊だった。
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