元グローバル企業エクゼクティブのNPO活動 [雑談]
世界的IT企業の若手エリート幹部社員が休暇でネパールを訪れた。そしてトレッキングで立ち寄った小学校の校長から悲しい現実を耳にする。
「図書館の蔵書が少ないので本が盗まれないようずっと鍵をかけています。」
ネパールの学校にはほとんど本がない。そもそも図書館自体が少ない。
しかしネパールで図書館を建てるのは僅かなお金で足りることを知った。英語の書籍なら本国アメリカで声をかければ幾らでも古本が集まることもわかった。後は情熱ある者が陣頭指揮を取ればよい。
MイクロSフトでは出会えなかった天職の著者ジョン・ウッド氏は、いつしか世界的企業の要職を辞し、ボランティアでこの事業に取り組む。無論ほとんど無給だ(まあMS社のエリート幹部社員だったからお金は十分貯まっていたとは思うが…)。
本を贈った図書館を訪れるたびに出会う人々の感謝の笑顔がモチベーションとなり、ネパール全土にこの取り組みを広げて行くことを決意。そこで重要視したのが現地パートナーの参加意識だ。
レンタカーを洗車する人はいない。
同様に自分のものでないものを大切にする人はいない。与えるだけの援助では与えられる方は自分の事業として危機感を持って取り組むことはなく長続きしない ― さすが元グローバル企業のエリート社員。営利目的であろうが非営利だろうが、事業というものの本質を的確に捉えている。
新たに図書館を作る際には、現地スタッフと共同出資の組織をつくり、資金の援助はするものの運営に対する責任を現地スタッフに与えた。
単にハコモノを贈ってヨシとしてしまうどこかの国の援助担当者に爪の垢を飲ませてやりたいものだ。
いつしかこの事業はネパール全土に広がり、やがて他のアジアの国々にも支部ができる。グローバル企業のエクゼクティブはNPO活動を始めてもクローバルに活躍するのだなぁ。大したものだ。
「図書館の蔵書が少ないので本が盗まれないようずっと鍵をかけています。」
ネパールの学校にはほとんど本がない。そもそも図書館自体が少ない。
しかしネパールで図書館を建てるのは僅かなお金で足りることを知った。英語の書籍なら本国アメリカで声をかければ幾らでも古本が集まることもわかった。後は情熱ある者が陣頭指揮を取ればよい。
MイクロSフトでは出会えなかった天職の著者ジョン・ウッド氏は、いつしか世界的企業の要職を辞し、ボランティアでこの事業に取り組む。無論ほとんど無給だ(まあMS社のエリート幹部社員だったからお金は十分貯まっていたとは思うが…)。
本を贈った図書館を訪れるたびに出会う人々の感謝の笑顔がモチベーションとなり、ネパール全土にこの取り組みを広げて行くことを決意。そこで重要視したのが現地パートナーの参加意識だ。
レンタカーを洗車する人はいない。
同様に自分のものでないものを大切にする人はいない。与えるだけの援助では与えられる方は自分の事業として危機感を持って取り組むことはなく長続きしない ― さすが元グローバル企業のエリート社員。営利目的であろうが非営利だろうが、事業というものの本質を的確に捉えている。
新たに図書館を作る際には、現地スタッフと共同出資の組織をつくり、資金の援助はするものの運営に対する責任を現地スタッフに与えた。
単にハコモノを贈ってヨシとしてしまうどこかの国の援助担当者に爪の垢を飲ませてやりたいものだ。
いつしかこの事業はネパール全土に広がり、やがて他のアジアの国々にも支部ができる。グローバル企業のエクゼクティブはNPO活動を始めてもクローバルに活躍するのだなぁ。大したものだ。
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