トーゴ料理のレストラン?? [日本のなかにある異国空間]
「アフリカ料理ランチメニュー」-いきなり飛び込んできたある店の看板に、オイラの目は釘付けになった。なになに「本日の魚グリル¥890」。これはもう入ってみるしかないでしょう。
場所は某放送局近くの都内繁華街。どちらかというとSナックとかKャバクラとか、いわゆるF俗営業法で規制される飲食店の多いエリアだ。
そんな怪しげな雑居ビルの階段を二階に上がると、店の扉の前にラスタカラーの旗が現れた。恐る恐る中に入るとアフリカ人の店員が愛想良く迎えてくれたのでホッと一安心。
店内は、やはり以前はF営法系の店であっただろうことを偲ばせる金ピカの柱などが残るものの、アフリカの織物や楽器の装飾で心地よいエスニックな空間に仕上がっている。
店のコーナーにある旗を指差して「あの国旗はどこの国?」と聞いてみると「トーゴ」だという。店員も旧フランス領だったトーゴの出身で、近くに大使館があることからここに店を開いたらしい。
さて、ではトーゴ風の魚のグリルとはどんな味? 前菜のスープはブイヤベース風でコクがあるがエス二ックな辛味は全くない。そしてメインのグリルは小洒落た盛り付けで登場。サッパリとした味で旨いが、アフリカらしい個性は希薄で、少し意外な感じ。
そこで 「これはトーゴの料理?」 と聞いてみると 「フレンチだよ」
あれれ、と思ってメニューをよく見てみると 「アフリカ料理&フランス料理 ランチメニュー」 と書いてあった。
しまった! 「本日の魚」はフレンチの方だった。勝手に自分でアフリカ料理だと思い込んでオーダーしていたのだった。
ううん、こうなったら今度は「アフリカ料理」の方に再チャレンジするしかない。「アジンデジ」だの「コクロメメ」だの、得体のしれない名前の料理が好奇心を刺激するではないか!!
>> EKO lolonyon
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