何? 「ホームレス農園」だと! [雑談]
凄いタイトルに引かれて手にしてしまった一冊だ。著者の小島希世子氏は「農」を核に事業を営んでいる。
しかし「農」に関わっているといっても、単に作るだけの生産者ではない。①無農薬野菜のネット販売、②体験農園の運営、と「農」を核に新しい事業を営んでいる。
「農」と関わる中で農業界の労働力不足、後継者不足に直面する。一方、世の中には働きたくても仕事のない人たちもいる。
体験農園のアルバイトにホームレスを雇ったことから、彼らを農業の担い手にできないかと考え出し、③就農支援事業まで始めてしまうのだ。何というバイタリティ!!
支援事業は当初ホームレスが対象だったが、生活保護受給者やニートにも研修生として受け入れを拡大。少しずづではあるが、研修を終え農家に雇われる人も出始め、成果を上げていく。
本当はこのような事業、国や自治体が行うべき領域のようにも思える。実際著者も始めはそう思ったとのことだが、「農」の問題は農水省、「職」の問題は厚労省、と縦割り行政の中では、異なる領域をつなぐことができない。
ならばと自ら解決に乗り出すとは、真にアッパレである。
ただ、①ネット販売と②体験農園運営からの収益だけで、③就農支援事業をまかなえているのであろうか。
その高い志には大いに敬意を表するが、いったいどうやって経済的な工面をしているのか?
その辺りが一切触れられていないことが少し物足りない。
しかし「農」に関わっているといっても、単に作るだけの生産者ではない。①無農薬野菜のネット販売、②体験農園の運営、と「農」を核に新しい事業を営んでいる。
「農」と関わる中で農業界の労働力不足、後継者不足に直面する。一方、世の中には働きたくても仕事のない人たちもいる。
体験農園のアルバイトにホームレスを雇ったことから、彼らを農業の担い手にできないかと考え出し、③就農支援事業まで始めてしまうのだ。何というバイタリティ!!
支援事業は当初ホームレスが対象だったが、生活保護受給者やニートにも研修生として受け入れを拡大。少しずづではあるが、研修を終え農家に雇われる人も出始め、成果を上げていく。
本当はこのような事業、国や自治体が行うべき領域のようにも思える。実際著者も始めはそう思ったとのことだが、「農」の問題は農水省、「職」の問題は厚労省、と縦割り行政の中では、異なる領域をつなぐことができない。
ならばと自ら解決に乗り出すとは、真にアッパレである。
ただ、①ネット販売と②体験農園運営からの収益だけで、③就農支援事業をまかなえているのであろうか。
その高い志には大いに敬意を表するが、いったいどうやって経済的な工面をしているのか?
その辺りが一切触れられていないことが少し物足りない。